システムの信頼性向上のため Fit 値やディレーティングについて学んでみよう！
昔は、単体のトランジスターや集積回路など品質のバラツキも大きく、場合によってはロット不良にあたり工程内で不具合が多発するようなことがあったかと思います。そのような時代では、部品単体の不良率の積み上げから製品の信頼性を推測しており、また、製品の絶対最大定格に対してディレーティングを考慮した設計がおこなわれていました。
最近の電子部品は、小型・高集積・高耐圧の製品が増え、更に品質も良い物が多いため、昔ながらの品質の考え方などが設計時に考慮することも少なくなっているかもしれません。しかし、部品の品質が良くなったとしても、システムの品質向上のためには、設計品質や製造品質の向上も続ける必要があると思います。

このセミナーでは、我々が提供させて頂いている部品の品質についての基礎となるFit 値やディレーティングなどの考え方、そのデータを使いながら設計品質向上のための考え方の基礎について解説させて頂きます。